介護職で働いたことがある人は、人間関係で苦労した経験をもっているかもしれない。というのも他の職場と比べると介護職の現場ではかなり一般的に聞かれるのが、職場での人間関係だらからだ。
やめる理由の多くが人間関係を挙げているのも事実である。なぜ介護職での働く現場の人間関係は悪くなりやすいのか、介護職だけが人間関係で苦労するのか。働く現場の状況を考えてみた。
介護施設での仕事では、ケアマネージャーや生活相談員、介護福祉士やヘルパーと呼ばれる他の職業の人達とのつながりを持たなければならない。さらに大きい施設になると同僚との人間関係が必須になってくる。
利用者の方とだけの人間関係でも非常に気を遣うところだが、さらに同僚は女性が多いこと、そして人と関わる比重が他の業種と比べると非常に大きいため、介護職のメンタルケアは深刻になっている。
ストレスの理由は様々だ。利用者の方とうまくいかない、体力的な疲労が重なり思考がネガティブになるなど、心の面というものの肉体的な疲労も関係するため、日頃の仕事内容から見直していく必要がある。
介護職での人間関係を改善するための方法は、まずシステムの見直し、自分自身のメンタルケアの解決法をもっておくことだ。
自分自身のメンタルケアについては、規則正しい食事を心がける、睡眠時間を7時間とる、お酒を控える、または止める、などがある。メンタルケアなのになぜ睡眠?と思うかもしれないが、ストレスを感じるホルモンの分泌はこのような体の異常を感じてそれに対応しようとする。そのため、ストレスを回避するためには、まず自身の生活習慣を変えていくことが重要だ。